JKYBライフスキル教育ワークショップかごっま(鹿児島)2021のプログラムのプログラムが決まりました。
プログラムの概要を紹介します。
プログラムのダウンロートはこちら
8月7日(土)
10:00~12:30
初参加者コース:ライフスキル教育の理論的基礎(川畑徹朗)
【知識中心型・脅し型健康教育に代表される古典的健康教育の失敗を踏まえて,行動変容に有効な健康教育を追究する中で生まれたライフスキル教育の理論的基礎について,体験学習を通して学びます。
またセルフエスティームやライフスキルは,子どもたちが個人的目標を追求し,他者と協働し,感情をコントロールする際に大きな役割を担っている社会情動的スキル(非認知的スキル)(OECD,2015)の中核的内容であり,充実した人生を歩むための土台となることについても理解します。】
経験者コース:メディアリテラシーを育てる(吉田 聡,春木 敏)
【たばこやアルコール飲料などの広告は,ネット上で目にする機会が増えています。喫煙・飲酒・薬物乱用防止教育におけるメディアリテラシーの育成として,広告分析の手法をもとに,対応能力を高める学習活動を体験します。】(吉田)
【現代社会では,インターネットを介し,さまざまなメディア情報をキャッチすることに…。
発育発達期にある児童・生徒に向けては,ネット情報を鵜吞みにせず,自己管理能力を高める学習が求められます。日々の食生活から,食物選択・調理・摂取・片付け etc. を体得し,正しいメディア リテラシーの基、ヘルシーな食卓に繋ぎましょう ‼ 】(春木)
13:30~16:30
選択コース1:レジリエンシー(しなやかに生きる心の能力)形成を基礎とするいじめ防止プログラム(川畑徹朗,吉田 聡)
【いじめ対策の基本は「未然防止」です。JKYB ライフスキル教育研究会は,「いじめをしない,受けない,見逃さない」子どもの育成を目指して,レジリエンシー(しなやかに生きる心の能力)形成を基礎とするいじめ防止プログラムの開発に取り組んできました。
本セッションでは,いじめを早期に収束させるために目撃者が果たす役割は極めて大きいことを理解し,目撃者が被害者を助ける行動を促進することに焦点を当てた JKYB いじめ防止プログラム「ユニット2」の概要を知り,具体的学習活動を体験します。】
選択コース2:JKYB 食生活教育プログラム(春木 敏)
【日々の食の営みは,生涯の健康管理に欠かせません。そこで,幼少期における食習慣形成が重要となります。
JKYB 食生活教育プログラムは,プリシードモデルをベースに構成され,知識・態度/ライフスキル・社会資源/身近な人の態度・行動により,健康的な食行動形成・維持を目指します。日々の食生活をとおし,生きる力を育成します。
プログラム“バランス朝ごはんを毎日食べよう”“食品表示を読む”をベースに,望ましい食生活を楽しみながら,ライフスキル教育の”理論と実践を学びましょう ‼】
8月8日(日)
09:45~12:20
初参加者コース:セルフエスティーム形成教育の理論と実際(川畑徹朗)
【セルフエスティーム(健全な自尊心)は,「人生の逆境に直面した時に,立ち直り,さらに成長するために必要な能力や特性」と定義されるレジリエンシー(精神的回復力)の本質的要素であると考えられています。
本セッションでは,セルフエスティームの定義とその重要性,セルフエスティーム形成に関わる要因,学校教育における系統的なセルフエスティーム形成教育の内容について学びます。】
09:45~12:20
経験者コース:ライフスキル教育の実践(吉田 聡)
【セルフエスティーム(健全な自尊心)の要素として「個性の感覚」「有能性の感覚」「絆の感覚」などが挙げられます。JKYB ライフスキル教育プログラムでは,各スキルを育成し,これらの感覚を高める活動が紹介されています。
本セッションでは,コミュニケーションスキル,意志決定スキル,ストレス対処スキルなどを育成するプログラムをもとに,実践の様子も参考にしながら,学習活動を体験します。】
13:30~16:00
共通コース:ストレスを力に変える(川畑徹朗)
【近年の研究によれば,ストレスは私たちの行動や健康に必ずしも悪影響のみを与えるわけではなく,充実した人生やさらなる成長につながるポジティブな側面を持っていることが明らかになりつつあります。
本セッションでは,ストレスに対する基本的考え方(マインドセット)を変えることによって,困難な状況にあっても,積極的に対応することができることを学びます。】