第30回JKYBライフスキル教育・健康教育ワークショッププログラムが決まりました

第30回JKYBライフスキル教育・健康教育ワークショップのプログラムが決まりました。
プログラムの概要を紹介します。

プログラムのダウンロートはこちら

7月23日(金)

09:45~12:15
初参加者コース
ライフスキル教育の理論的基礎(川畑徹朗)
【知識中心型・脅し型健康教育に代表される古典的健康教育の失敗を踏まえて,行動変容に有効な健康教育を追究する中で生まれたライフスキル教育の理論的基礎について,体験学習を通して学びます。
またセルフエスティームやライフスキルは,子どもたちが個人的目標を追求し,他者と協働し,感情をコントロールする際に大きな役割を担っている社会情動的スキル(非認知的スキル)(OECD,2015)の中核的内容であり,充実した人生を歩むための土台となることについても理解します。】

09:45~12:15
経験者コース

メディアリテラシーの形成〜ボディイメージを題材として〜(早見直美)
【 スマホ利用が広がり,特にSNS 利用が増えるなか,子どもたちはダイエット,ファッションなど多くの情報に影響を受けています。
本セッションでは子どもの健全なボディイメージ形成の観点から,メディア情報を読む力,賢く情報を使う力であるメディアリテラシーを身に付ける方法を学びます。動画や画像を用いたグループワーク,ロールプレイングなどを体験し,理論と実際について学びます。】

13:30~16:30
選択コース1

JKYB 食生活教育プログラム(春木 敏,早見直美)
【日々の食の営みは,生涯の健康管理に欠かせません。そこで,幼少期における食習慣形成が重要となります。
JKYB食生活教育プログラムは,プリシードモデルをベースに構成され,知識・態度/ライフスキル・社会資源/身近な人の態度・行動により,健康的な食行動形成・維持を目指します。日々の食生活をとおし,生きる力を育成します。
プログラム“バランス朝ごはんを毎日食べよう”“食品表示を読む”をベースに,望ましい食生活を楽しみながら,ライフスキル教育の”理論と実践を学びましょう ‼】

13:30~16:30
選択コース

レジリエンシー(しなやかに生きる心の能力)形成を基礎とするいじめ防止プログラム(川畑徹朗)
【いじめ対策の基本は「未然防止」です。JKYBライフスキル教育研究会は,「いじめをしない,受けない,見逃さない」子どもの育成を目指して,レジリエンシー(しなやかに生きる心の能力)形成を基礎とするいじめ防止プログラムの開発に取り組んできました。
本セッションでは,いじめを早期に収束させるために目撃者が果たす役割は極めて大きいことを理解し,目撃者が被害者を助ける行動を促進することに焦点を当てたJKYB いじめ防止プログラム「ユニット2」の概要を知り,具体的学習活動を体験します。】

16:40〜17:00
初日閉会式(体験学習を含む)

7月24日(金)

09:30~12:15
選択コース3

アルコール,ノンアル飲料のネット広告の分析:JKYB 喫煙防止プログラムNICEII の応用(西岡伸紀)
【広告の動向については,TV,雑誌等の広告は減少する一方,インターネット広告は増大し最多を占めています。また13~19歳ではTV視聴時間が激減しています(15’:96分→19’:69分)。
ここでは,拡大するネット広告への対応能力の育成のため,まず,NICEIIを応用し,酒の広告を分析します。次に,飲酒行動との関連が指摘されるノンアルコール飲料の広告を取り上げ分析し,酒の場合と比べます。さらに,ネット広告の特性を踏まえつつ,ノンアル飲料の問題を子ども,保護者に伝えるメッセージについて考えます。】

09:30~12:15
選択コース4

ストレスを力に変える (川畑徹朗)
【近年の研究によれば,ストレスは私たちの行動や健康に必ずしも悪影響のみを与えるわけではなく,充実した人生やさらなる成長につながるポジティブな側面を持っていることが明らかになりつつあります。
本セッションでは,ストレスに対する基本的考え方(マインドセット)を変えることによって,困難な状況にあっても,積極的に対応することができることを学びます。
新型コロナウィルスの感染拡大のような困難な状況だからこそ,私たちは単にストレス対処行動を習得するだけではなく,ストレスに対する考え方を根本的に変えることによって,困難を克服し,これからの人生をより生産的で実りあるものにして行きたいものです。】

13:30~16:00
初参加者コース
セルフエスティーム形成教育の理論と実際(川畑徹朗)
【セルフエスティーム(健全な自尊心)は,「人生の逆境に直面した時に,立ち直り,さらに成長するために必要な能力や特性」と定義されるレジリエンシー(しなやかに生きる心の能力)の本質的要素であると考えられています。
本セッションでは,セルフエスティームの定義とその重要性,セルフエスティーム形成に関わる要因,学校教育における系統的なセルフエスティーム形成教育の内容について学びます。】

13:30~16:00
経験者コース

先行き不透明なケースの意志決定 (西岡伸紀)
【知らない人達との遊び,夜の集まりへの誘い等,現実場面やネット上で,先行き不透明な状況における意志決定を求められることがあります。そのような場合,不安などの感情や疑問等が起こりますが,それらを抑えて同調するのではな
く,納得して意志決定したいものです。ここでは,先行き不透明な状況での意志決定能力の育成を目指し,様々な不透明な状況を挙げて確かめ,具体的状況での不安や疑問等を確認し,それらのコントロールや適切な表現,相手に対する質問
や情報収集など,意志決定のための工夫について考え,対処についてシミュレーションを行います。】

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