ライフスキル教育ワークショップ札幌2024のプログラムが決まりました

ライフスキル教育ワークショップ札幌2024のプログラムが決まりました。プログラムの概要を紹介します。

プログラムのダウンロートはこちら

8月22日(木)

10:00~12:30
初参加者コース
ライフスキル教育の理論的基礎(講師:神戸大学名誉教授川畑徹朗)
【知識中心型・脅し型健康教育に代表される古典的健康教育の失敗を踏まえて,行動変容に有効な健康教育を追究する中で生まれたライフスキル教育の理論的基礎について,体験学習を通して学びます。
またセルフエスティームやライフスキルは,子どもたちが人生上の目標を達成し,他者と協働し,感情をコントロールする能力である社会情動的スキル(非認知的スキル)(OECD,2015)の中核的内容であり,変化する社会の中で自分を見失うことなく,充実した人生を歩むための土台となることについても理解します。】

10:00~12:30
経験者コース

生成 AI について考える(講師:前韓国東洋大学助教授 宋昇勲)
【最近様々な領域において AI が登場しています。1950年代に研究が始まった AI の研究は今や私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。OpenAI 社が開発した対話型チャットボット,ChatGPT は,AI を専門家だけでなく一般の人々にも使いやすくしたことで,わずか 1 週間で利用者数 100 万人を超える大きな話題となりました。
本セッションでは生成 AI の概念を学び,進化し続ける AI との上手な付き合い方について一緒に考察します。】

13:30~16:00
初参加者コース

メディアリテラシーを育てる(講師:宋昇勲)
【メディアリテラシーは,現代社会において必要不可欠なスキルの一つです。メディアに溢れる情報の海の中で正確な情報を選び出し,批判的に考える能力を養うことが,健康的なメディア利用の基盤となります。この理解を深めることで,青少年は健康情報に関する誤情報に振り回されず,より自立した判断が可能になります。
本セッションでは,メディアが及ぼす影響を確認し,メディアを賢く使えるためのメディアリテラシーについて学習します。】

13:30~16:00
経験者コース

JKYBいじめ防止プログラム (川畑徹朗)
【いじめ対策の基本は「未然防止」です。JKYBライフスキル教育研究会は,「いじめをしない,受けない,見逃さない」子どもの育成を目指す小学校高学年〜中学生用のいじめ防止プログラムの開発研究に取り組んできました。
JKYBいじめ防止プログラムは,レジリエンシー(しなやかに生きる心の能力)を形成し,いじめを含む様々な危険行動を防止し,メンタルヘルスを向上させることを目的とした「ユニット1」と,いじめ目撃者の行動変容に焦点を当てた「ユニット2」から構成されています。
本セッションでは,JKYBいじめ防止プログラムの理論と具体的学習活動について体験的に学びます。】

16:10〜16:30
初日閉会式(体験学習を含む)

8月23日(金)

10:00~12:30
初参加者コース

セルフエスティーム形成教育の理論と実際 (川畑徹朗)
【セルフエスティーム(健全な自尊心)は,「人生の逆境に直面した時に,立ち直り,さらに成長するために必要な能力や特性」と定義されるレジリエンシーの本質的要素であると考えられています。
本セッションでは,セルフエスティームの定義とその重要性,セルフエスティーム形成に関わる要因,学校教育における系統的なセルフエスティーム形成教育の内容について学びます。】

10:00~12:30
経験者コース

小学校低・中学年用ライフスキル教育プログラムの実際
(講師:就実大学非常勤講師 池田真理子,福山市立箕島小学校校長 青山俊美)
【小学校低学年から,発達段階に応じたライフスキル教育を実施することで,社会性や他者と関わる力が,より効果的に育成できると考え,小学校低・中学年用ライフスキルプログラムを作成しました。
本セッションでは,小学校低・中学年用のプログラムの基本的な論理と内容を紹介し,体験的に学びます。どの子も「自分が好き」「自分にはやればできる力がある」と感じることができる児童の育成を目指します。】

13:30~16:00
共通者コース
メンタルヘルスプロモーションプログラム (川畑徹朗)
【我が国の年代別自殺率の年次推移によれば,ほとんどの年代において総じて減少傾向にあるのに対して,青少年の自殺率は漸増傾向にあります。そして,このコロナ禍によって問題はますます深刻化しています。
WHOは,学校におけるメンタルヘルスプロモーションを一次予防,二次予防,三次予防に分け,全ての児童生徒を対象とした一次予防がメンタルヘルスプロモーションの基盤になるという考えを提唱しています。
JKYBは現在,WHOの考え方を参考に,レジリエンシーを育てる「ユニット1」と,具体的なメンタルヘルス教育である「ユニット2」から構成される一次予防としてのメンタルヘルスプロモーションプログラムの開発に着手しています。
本セッションでは,JKYBメンタルヘルスプロモーション プログラムの基本的考え方と,具体的な内容について体験的に学びます。 】

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