JKYBライフスキル教育ワークショップかごっま(鹿児島)2023のプログラムが決まりました

JKYBライフスキル教育ワークショップかごっま(鹿児島)のプログラムが決まりました。プログラムの概要を紹介します。

プログラムのダウンロートはこちら

8月9日(水)

10:20~12:20
共通コース
セルフエスティーム(健全な自尊心)を育てる(講師:神戸大学名誉教授 川畑徹朗)
【セルフエスティーム(健全な自尊心)は,「人生の逆境に直面した時に,立ち直り,さらに成長するために必 要な能力や特性」と定義されるレジリエンシー(しなやかに生きる心の能力)の本質的要素であると考えられてい ます。
 本セッションでは,セルフエスティームの定義とその重要性,セルフエスティーム形成に関わる要因,学校 教育におる系統的なセルフエスティーム形成教育の内容について体験学習を通して学びます。】

13:30~15:00
共通コース

ヘルスリテラシーと食生活 (宇佐見美佳)
【 情報過多の現代においては、ヘルスリテラシーすなわち「自身の健康に必要な情報を読み解く力」を持つことが欠かせません。基本を確認し,食生活に関する意志決定の場面で,集めた情報をどう活用していくかを考えます。子どもたちが日々自分で選択して食べているおやつは,どんな宣伝で売られているか,またパッケージに記載されているさまざまな情報について吟味し,読み解く力をつける学習を体験的に学びます。】

15:00~16:40
共通コース

ChatGPTについて考える(講師:前韓国東洋大学助教授 宋 昇勲)
【最近最もホットな話題の一つにChatGPTがあります。OpenAI社が作った対話型チャットボットであるChatGPTは,これまで専門家の領域であったAIを一般の人が使えるようにし,わずか1週間で利用者100万人を超え,歴代最速の成長を遂げたアプリケーションとなりました。現在も成長をし続け,様々な領域に影響を与えています。学校もその影響を大きく受ける領域であり,その対応に追われています。
 本セッションではChatGPTとは何か学び,今後の対応について一緒に考えます。】

8月10日(木)

09:45~12:00
選択コース1

JKYBいじめ防止プログラム(講師:川畑徹朗)
【いじめ対策の基本は「未然防止」です。JKYBライフスキル教育研究会は,「いじめをしない,受けない,見逃さない」子どもの育成を目指す小学校高学年〜中学生用のいじめ防止プログラムの開発研究に取り組んできました。
 JKYBいじめ防止プログラムは,レジリエンシー(しなやかに生きる心の能力)を形成し,いじめを含む様々な危険行動を防止し,メンタルヘルスを向上させることを目的とした「ユニット1」と,いじめ目撃者の行動変容に焦点を当てた「ユニット2」から構成されています。
 本セッションでは,小学校高学年版を中心に,その理論と具体的学習活動について体験的に学びます。】

09:45~12:00
選択コース2

メディアリテラシーを育てる (講師:宋 昇勲)
【メディアリテラシーは,現代社会において必要不可欠なスキルの一つです。青少年にとって,正しい情報を見分け,メディアに対する批判的思考力を身につけることは健康的なメディア利用につながります。メディアリテラシーの重要性を理解することで,青少年は健康に対する誤った情報に惑わされることなく,自己判断力を持って適切な選択をすることができます。
 本セッションでは,メディアが及ぼす影響を確認し,メディアを賢く使えるためのメディアリテラシーについて学習します。】

13:10~15:00
選択コース3

メンタルヘルスプロモーションプログラム (講師:川畑徹朗)
【我が国の年代別自殺率の年次推移によれば,ほとんどの年代において総じて減少傾向にあるのに対して,青少年の自殺率は漸増傾向にあります。そして,このコロナ禍によって問題はますます深刻化しています。
 WHOは,学校におけるメンタルヘルスプロモーションを一次予防,二次予防,三次予防に分け,全ての児童生徒を対象とした一次予防がメンタルヘルスプロモーションの基盤になるという考えを提唱しています。
 JKYBは現在,WHOの考え方を参考に,レジリエンシーを育てる「ユニット1」と,具体的なメンタルヘルス教育である「ユニット2」から構成される一次予防としてのメンタルヘルスプロモーションプログラムの開発に着手しています。 本セッションでは,プログラムの基本的考え方と,具体的な内容について体験的に学びます。】

13:10~15:00
選択コース4

ライフスキルと食生活実践~料理すること~ (講師:宇佐見美佳)
【いつでもどこでも、お金さえあれば食べ物が手に入る,便利で豊かな我が国で,私たち個人は料理する力が必要なくなりつつあるのだろうか?料理することには,多岐に渡る意味があると考えられるが,それらを確認し,さらに,料理することを通して人々がつながり,絆を深め,自己尊重や他者尊重の土台を築く可能性を考えます。
 子ども時代の経験がその人の将来の生活や健康にいかに影響するかという観点において,食生活実践の積み重ねは特に注意深く取り扱いたい事柄です。本セッションでは,子どもたちの料理経験を積み重ねるツールや実践事例を紹介し,楽しみながら料理について考えるアプローチを体験的に学びます。】

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