第 35 回JKYBライフスキル教育・健康教育ワークショップのプログラムが決まりました

第35回JKYBライフスキル教育・健康教育ワークショップのプログラムが決まりました。プログラムの概要を紹介します。

プログラムのダウンロートはこちら

7月24日(金)

10:00~12:30
初参加者コース
ライフスキル教育の理論的基礎(講師:神戸大学名誉教授 川畑徹朗)
【知識中心型・脅し型健康教育に代表される古典的健康教育の失敗を踏まえて,行動変容に有効な健康教育を追究する中で生まれたライフスキル教育の理論的基礎について,体験学習を通して学びます。
またセルフエスティームやライフスキルは,子どもたちが人生上の目標を達成し,他者と協働し,感情をコントロールする能力である社会情動的スキル(非認知的スキル)(OECD,2015)の中核的内容であり,変化する社会の中で自分を見失うことなく,充実した人生を歩むための土台となることについても理解します。】

10:00~12:30
経験者コース

ボディイメージを題材としたメディアリテラシーの形成(講師:大阪公立大学准教授 早見直美)
【スマホ利用が広がり,特にSNS利用が増えるなか,子どもたちはダイエット,ファッションなど多くの情報に影響を受けています。SNSの本セッションでは子どもたちのやせ願望など,ボディイメージに関する理論,そして子どもの健全なボディイメージ形成の観点から,メディア情報を読む力,賢く情報を使う力であるメディアリテラシーを身に付ける方法を学びます。動画や画像を用いたグループワークなどを通じて,実践的な学習方法を体験しましょう。】

13:30~16:00
選択コースA

メンタルヘルスプロモーション(講師:川畑徹朗ほか)
【我が国の年代別自殺率の年次推移によれば,ほとんどの年代において総じて減少傾向にあるのに対して,青少年の自殺率は漸増傾向にあります。また,いじめや不登校の問題もますます深刻化しています。
WHOは,学校におけるメンタルヘルスプロモーションを一次予防,二次予防,三次予防に分け,全ての児童生徒を対象とした一次予防がメンタルヘルスプロモーションの基盤になるという考えを提唱しています。
JKYBは現在,WHOの考え方を参考に,レジリエンシーを育てる「ユニット1」と,具体的なメンタルヘルス教育である「ユニット2」から構成される一次予防としてのメンタルヘルスプロモーションプログラムの開発に着手しています。
本セッションでは,JKYBメンタルヘルスプロモーションプログラムの基本的考え方と,小学校5,6年生版の内容を中心に具体的な進め方について体験学習を通して学びます。】

13:30~16:00
選択コースB

近畿支部企画
食育プログラム〜おやつの広告テクニック調べ〜(講師:早見直美,蜂須賀のぞみ,宇佐見美佳,吉田 聡)
【私たちの生活には多くのメディア情報・広告情報があふれています。購買意欲に影響を与える情報を読み取ることが必要です。子どもたちが自己決定する機会の多い「おやつ」をテーマに,「広告のテクニック」「食品表示」「メディアリテラシー」について学びます。また,「おやつ」のコマーシャル作りや「おやつ」以外の広告テクニックの学習についても紹介します。】

16:10〜16:30
初日閉会式(体験学習を含む)

7月25日(土)

10:00~12:30
選択コースC

子ども達の目標設定スキルの育成(講師:京都女子大学教授 西岡伸紀)
【子どもも大人も,様々なめあてや目標を設け,達成に向けて努力しています。達成のためには集中し努力することが不可欠ですが,それ以上に戦略や計画が重要です(サービスら, 2024)。しかしながら,子ども達の生活習慣の改善の際の手立てをみると「とにかく頑張る」「特にない」が多く,具体的ではありません。目標設定スキルの視点からすれば,手立ての内容として,目標設定の仕方,達成のイメージ化,未達成の場合の振り返り方などが(JKYB),モニタリング,コミットメント,支援者の特定と協力等の要請,フィードバックなどが挙げられています(サービスら)。子ども達には,発達段階に応じて具体策を適切に組み合わせて計画・実行できるように指導したいものです。
本セッションでは,参加型学習により,目標設定・達成の方策について共通理解した後,子ども達の目標設定・達成について演習を行い,目標設定スキルの育成について意見交換を行います。】

10:00~11:10
選択コースD

いじめ防止の中学校での実際 (講師:福山市立一ツ橋中学校校長 村上啓二)
【近年,インターネットやSNSの普及により,いじめは見えにくく,より複雑な課題となっています。
本セッションでは,JKYBライフスキル教育研究会が開発したいじめ防止プログラムをもとに,中学校での実践を紹介します。生徒が自ら考え,選び,行動する「意思決定」を育む学びと,生徒自身がいじめ防止キャンペーンを創造する実践を体験的に学びます。参加者はプログラムを実際に体験しながら,主体性を引き出す具体的な手立てを実感をもって体得できます。】

11:20~12:30
選択コースD

東海支部企画
「生きる力」を育む学校での歯・口の健康つくり(講師:近森けいこ,湯之上志保,矢吹淑恵,蟹江佳以,高田優)
【歯と口を教材としたライフスキルを育む健康教育プログラムを紹介します。今回は特に「歯に良いおやつを食べよう」と「よくかんで食べよう!」をテーマとして取り上げます。ここでは,歯の健康に関してはブラッシングやフロスの使い方などの歯の健康に関わりの深いスキルに加えて,目標設定や意志決定などのライフスキルの形成を重視した具体的な内容を体感できます。】

13:30~16:00
初参加者コース
セルフエスティーム形成教育の理論と実際 (川畑徹朗)
【セルフエスティーム(健全な自尊心)は,「人生の逆境に直面した時に,立ち直り,さらに成長するために必要な能力や特性」と定義されるレジリエンシーの本質的要素であると考えられています。
本セッションでは,セルフエスティームの定義とその重要性,セルフエスティーム形成に関わる要因,学校教育における系統的なセルフエスティーム形成教育の内容について学びます。】

13:30~16:00
経験者コース

メディアリテラシーの育成(講師:西岡伸紀)
【現在,誤情報や偽情報,AIによる生成コンテンツ等が溢れており,メディアリテラシーが求められています。改訂中の学習指導要領においても,情報に関する中核的教科等の設置,各教科における情報教育の充実が図られています。メディアリテラシーとは, ①放送番組やインターネット等各種メディアを主体的に読み解く能力,②メディアの特性を理解する能力,③ICT機器にアクセスし活用する能力,④メディアを通じコミュニケーションを創造する能力です(総務省 2021)。メディアに対する批判的思考力は①に,活用能力は③にあたります。
本セッションでは,「批判的な消費者」を育てるべく,学習の一例として,健康に関わる情報や資源を,正確性,信頼性,最新性,アクセス性,使用状況,促進・阻害要因等の視点から分析・評価することを理解した後演習を行い,それらの活用性について意見交換を行います。】

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